PIC32Aシリーズに関して

PIC32Aシリーズ

概要

Microchip社の公式サイトで、「PIC32AK」シリーズが公開されました。少し紛らわしいのですが、これは昨年夏に発表された「dsPIC33AK」シリーズではなく、32ビット系の新しいファミリのようです。(ちなみに、dsPIC33Aも32ビットですが…)

そもそも、Microchip社から「PIC」の名前がついた32ビットファミリは多数ありますが、今回新たに「AKファミリ」がそのラインアップに加わるようです。

ファミリコア最大クロック(MHz)
PIC32MMMIPS32 micro Aptiv25
PIC32MX 1/2/5MIPS32 M4K50
PIC32MX 1/2 XLPMIPS32 M4K72
PIC32CM LxARM Cortex M2348
PIC32CM MCARM Cortex M0+48
PIC32CM JHARM Cortex M0+48
PIC32MX 3/4MIPS32 M4K80
PIC32MX 5/6/7MIPS32 M4K120
PIC32MK MIPS32 micro Aptiv120
PIC32CX BZARM Cortex M4F64
PIC32CX SGARM Cortex M4F120
PIC32CKARM Cortex M33120
PIC32MZ W1MIPS32 M-Class200
PIC32MZ DAMIPS32 micro Aptiv200
PIC32AKオリジナル200
PIC32MZ EFMIPS32 M-Class254
PIC32CZ DAARM Cortex M7300

更新履歴

公開/
変更日
特記
25/2/26初版公開。
25/3/12プレスリリースサイト追加

外部リンク

本記事の内容は、以下のサイトの記事を参考にして製作を進めています。

内容参考サイト
PIC32AシリーズページPIC32A Family of Microcontrollers (MCUs) | Microchip Technology
製品ページPIC32AK1216GC41064 | Microchip Technology
データシートPIC32AK1216GC41064 Family Data Sheet
シリコンエラッタPIC32AK1216GC41064 Family Silicon Errata and Data Sheet Clarification
プログラマーズ
リファレンスマニュアル
dsPIC33A/PIC32A Programmer’s Reference Manual
Curiosity Platform Development Board User’s GuideCuriosity Platform Development Board User’s Guide
General Purpose Dual In-Line ModulePIC32AK1216GC41064 General Purpose Dual In-Line Module (DIM) | Microchip Technology
リリースノートMicrochip社、高性能アナログ周辺モジュールを内蔵した32ビットMCUファミリを発表 – CNET Japan

PIC32AK1216GC41064 Familyの型式について

PIC32AK1216GC41064 Familyにはピン数、メモリのサイズの違いによって以下のような型番が用意されているようです。

型式Pin数Flashメモリ(kB)RAM(kB)
PIC32AK3208GC4103636328
PIC32AK3208GC4104848328
PIC32AK3208GC41064643216
PIC32AK6416GC41036366416
PIC32AK6416GC41048486416
PIC32AK6416GC41064646416
PIC32AK1216GC410363612816
PIC32AK1216GC410484812816
PIC32AK1216GC410646412816

dsPIC33AK と PIC32AK の違い

では24年夏に発売されたdsPIC33AK(dsPIC33AK128MC106 Family)とPIC32AK(PIC32AK1216GC41064 Family)の相違点を比較してみました。

dsPIC33AK128MC106
Family
PIC32AK1216GC41064
Family
CPUクロック(MHz)200
命令幅(ビット)32
パイプライン(Stage)5
作業レジスタ16×32ビット
代替コンテキスト7
ページングレジスタ無し(直接アドレス)
FPU単精度/倍精度
DSP2 X 72bitアキュムレータ
Flash(kB)最大128
RAM(kB)最大16
暗号アクセラレータ無し
ADCユニット搭載数2
ADC分解能(bit)12
ADC変換速度(Msps)40
ADCフィルタ全チャンネル
ADCコンパレータ全チャンネル
高分解能PWM(ペア)4
PWM分解能(ps)2500
PWMタイムベース20bit
アナログコンパレータ
チャンネル数(ch)
3
アナログコンパレータ
速度(nsec)
5
オペアンプチャンネル数(ch)3
オペアンプ帯域(MHz)100
オペアンプスルーレート
(V/μs)
100
I/O Minitor4
CLC4
UART3
SPI/I2S3
I2C2
BiSS1
SENT2
SCCP4
QEI1
32bit CRC1
DMA6

見事に全ての機能が同じで、両者の違いが全く分かりませんでした。CPUのコアもほぼ同じで、唯一の違いと言えば、FPUの部分で「Ready Flag」が削除されている点くらいでしょうか。現時点では、その程度しか違いが分かりませんでした。

もしかしたら、明確な違いがあるのかもしれませんが、現時点ではどのような意図でこの体系が作られたのかは、今後の情報次第でしょうかね…?(例えば、dsPICが16ビットのイメージが強いから、32ビットのカテゴリにも入れたかったのかもしれませんね。)

追加情報①25/3/12

プレスリリースとPIC32A専用のページが公開されました。ただし、どう見てもPIC32AKとdsPIC33AKはコアもペリフェラルも同一であり、このような販売体系になっている理由は不明のままです。

記事についての注意点

本記事は慎重に内容を検討し正確さに努めておりますが、内容に誤りがあったとしても、この記事を参考にして生じた損害等については一切の責任を負いません。

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